マレーシア(シパダン2003)
アジアで大物と言えばシパダン!
しかも自己管理さえすれば無制限ダイブが出来るとあって、行ってやるぞー!と気合充分にダイビングしてきました。
今回利用したのはシパダンダイブセンター。なんといってもドロップオフが目の前というロケーションにひかれました。
画面をスクロールしてね。
1日目 名古屋(11:00)〜クアラルンプール(16:50)MH057便
クアラルンプール()〜コタキナバル
2日目 コタキナバル(06:10)〜タワウ(06:55)MH2121便
タワウ〜センポールナ(陸路)センポールナ〜シパダン(ボート) 3本 シパダン滞在
3日目 7本 シパダン滞在
4日目 6本 シパダン滞在
5日目 5本 シパダン滞在
6日目 4本 シパダン滞在
7日目 シパダン〜センポールナ〜タワウ
タワウ(17:40)〜クアラルンプール(21:40)MH2663便 機中
8日目 クアラルンプール(01:25)〜名古屋(09:10)MH056便
1日目
飛行機を乗り継いでマレーシアはコタキナバルに到着。
コタキナバルはボルネオ島にあるサバ州の州都。
一度クアラルンプールで入国しているにもかかわらず、
再びパスポートチェックを受けるという不思議な場所である。
その内マレーシアから独立するんちゃうやろか?
ここボルネオでは山でオランウータンが見れるとあって、そっち系の人もパラパラ見られた。
2日目
タワウ便は早朝のためにとっても早起き。普段朝が苦手な俺もこんな時はちゃんと目が覚めるから不思議だ。
タワウ到着後、空港前にはシパダンダイブセンターのマークが入った車がお出迎えにきていた。
それにしてもタワウの空港はとっても奇麗。とてもアジアの片田舎の空港には思えないです。
やっぱ世界でも屈指のダイビングスポット、シパダン、マブールを近郊に抱えていると落ちてくお金も莫大なものなんだろうなって実感。
タワウからセンポールナまでの道も整備の行き届いた非常に快適な道で、朝早かったこともありウトウトしている間にセンポールナ到着。
センポールナの港にはシパダンにあるリゾート?の支店みたいなのがずらりと並んでおり、そこで手続きをしてボートに乗り込んだ。
ちなみにセンポールナで直接頼み込めばタワウ〜センポールナ間の送迎が無いため安くなったらしい。(もうシパダン無くなったけどね。)
シパダン到着後すぐにダイビング。ヤッホー!
1本目 Drop off 入ってすぐにギンガメ、ギンガメ、ギンガメ!
水深2mも行かないうちにだよ!
カメ、ナポレオン、カスミアジの群れなど
もうよりどりみどり、てんこ盛り!
チェックダイブのポイントにしてこの凄さ!
ぶったまげます。
2本目 Barracuda Point シパダンにて初ボート。
と言ってもビーチから200m離れてないんじゃねえの?
ダイビングのライセンスが無くても泳ぎに自身のある方は、
バラクーダポイントにてシュノーケルなんて夢のようなことができちゃうかも。
昨年来た人がとにかくこのポイントすごかったよなんて言うもんだから、
思いっきり期待していったら、外れでした。
3本目 Drop off 1本目と変わって魚影薄〜い。若干透明度も落ち気味。
3日目
ここシパダンダイブセンターでは8時、11時、15時にボートが出て、その前後にビーチ(Drop off)でダイコンの許す限り好きなだけダイビングができるというシステムだった。
ビーチと言ってもあなっどってはいけません。海水浴するようなビーチとは一味も二味、いや、百味ぐらい違う所で、浜から沖に20mもいかないうちに深さ600m!も落ち込む
ようなスポットです。凄過ぎ!食事はダイビング(ビーチも含む)して戻ってくる度に出てきて(セルフサービス)、1日中ダイビング、食う、寝る。ダイビング、食う、寝る。の繰り返し。
ダイビング好きにはたまんない場所でした。でも、こんなに食ってると太るぞ!ちなみに今回使用している写真はビーチでシュノーケルしてインスタントカメラで撮ったものです。ビーチでこれだけのものがみれるのですから!(フィルムだと綺麗なのに何故パソコンに取り込むと画質が劣化するのかな?)
(Turtle Cavernの写真はシパダン2004の時の写真を利用しました。)
1本目 Drop off 昨晩寝ている間かなりの雨。
Iさん(以前ここでDMの資格を取りに来ていて
それ以来かなりのリピーターでほぼスタッフ同然の方)言わく、
カンムリブダイの群れは昔はすごかったんだけど今はねえ.....。
いえいえ、俺にとっては充分見ごたえありましたよ。
(その後シパダン2004で比較にならないほどの
本当にすごい群れ群れ群れ!を体験するのであった。)
2本目 Barracuda Point 昨日出なかったし、Iさんも”今回全然バラクーダ見てないよ”なんて言う上に
現地ガイドJaclynまで多分出ないよってブリーフィングで予告。
そしたらJaclynの予告を覆して見事ブラックフィンバラクーダ参上!トルネードもしていて中に入ることもできた。
他に、これでもかって程のカメ。
ツバメウオ、カンムリブダイ、ギンガメ、ムレハタタテダイ、クマササハナムロ、ウメイロ。
以上全部群れです。なんて素晴らしいポイントなんだ!!!
3本目 Coral Garden ブリーフィングでマンタが出るかもって言ってたけど、やっぱり”かも”でした。
4本目 Drop off Iさんとバディーダイブ。イスズミ、ギンガメ、アカヒメジ等の群れ。
そぉ〜っと近づいたら、オニカマス(グレートバラクーダ)にタッチできちゃいました。
そうそう、今回初めてカメを見なかった。
5本目 Hanging Garden 相当な距離を進み、Hanging Garden〜West Ridge〜Drop offと来ていました。
6本目 Drop off 今回は今日USAから来たKeithとバディーダイブ。
DirectionをWest Ridgeにして出発。帰ってくるころには、夜光虫が見え始めるぐらいになっていて、
月明かりに浮かび上がるツバメウオ達が妙に神秘的。
前のダイビングと1時間しか水面休息がなくて、ダイコンに注意表示が出ちゃった。
7本目 Drop off 本日7本目!!
トータルにして5時間16分も1日で潜ってます。俺って体力あるぜ。さすが肉体労働者。トホホ...。
久々のナイトダイブでTurtle Tomb入り口のホールでみんなでライトを消す。
本来はフッラッシュイングライトフィッシュ?とかいう不思議な魚を見れるはずだったんだけど現れず。
かわりにドーム内に皆が吐き出す泡に反応して夜光虫が夜空に満点の星をちりばめた様に輝く。
とってもメルヘンチックな世界をしばし堪能。女の子が喜びそうな場所ですね。
4日目
1本目 Drop off 昨日それなりに出たカンムリブダイが1匹もでず!
ギンガメさん達は既にご出勤していてくれました。
2本目 South Point 結構いいポイントと言われるサウスポイント。
なんと大外れ!というか、リーフから離れていっちゃって、
何も無い状態。
こーゆうのブルーウォーターダイブっちゅうの?
ただし水の色は青じゃなく緑ですけど......。
今回みたもの。7人のダイバーとバブル!
3本目 Barracuda Point 朝一に行ったグループがバラクーダの群れ見たよって言ってたし、
昨日も大当たりだったので期待していったら、外れた〜。イエローテイルバラクーダ6匹、ブラックフィンバラクーダ2匹。
たくさんのツバメウオの群れにカメ一杯。
4本目 Turtle Cavern な、な、な、なんと、なかなか行けない亀さん達の墓場へ行くことができました。
別料金とられましたけど。ドロップオフを潜る時に、この入り口にある”DANGER! Don’t enter!”の
サインを見る度にソソラレテはいたのです。怖いもの見たさってあるじゃない。知っている方も多いと思いますが、
過去には、この洞窟の中に入って迷ってしまい、その内にエアー切れになり、
亀同様お陀仏になられた方があるというそれはそれは怖〜い場所。簡単に描くと中は下図の様になっています(もっと複雑ですよ)。
ライトを当ててない所は昼間なのに完全に真っ暗闇でナイトダイブみたい。途中狭い所を抜けてホールのような所にでる。
結構アップダウンがあり、浮力の調整が大変。洞窟内は流れが全くなく、微粒子が堆積しており、
この砂を巻き上げたら濁ったままになってしまい、視界がゼロになりかねない。そんなことになったら、いくらガイドといえど、出口が分かんなくなっちゃって、カメのお墓に我々も仲良く仲間入り。
そんなの嫌じゃぁ〜!エントリー前に耳にタコができるぐらい言われたのに、Keithのフィンワークにちょっと問題が......。洞窟内にはカメの骨がゴロゴロ。南無阿弥陀仏。
途中でまさに映画インディージョーンズに出てくるような所を進み、気分はめっちゃ最高!
洞窟から出てくる時に青い光が入り口から入り込んできて、魚達がドバァ〜と迎えてくれた時はなんとも言えない気分だった。
生と死を感じることができるダイブです。
5本目 Staghorn Crest 入ったとたんにおびただしい数のギンガメ!
その数およそ1億匹!!
まあそんなにいる訳ねえが、とにかくすごかった!
ギンガメの中にはvery bigなナポレオンと
ロウニンアジという豪華なおまけ付きでした。
6本目 Drop off ナイトダイブ。
今回はそれはそれは沢山のお休み中のカンムリブダイを見ました。
あっちにもカンムリブダイ、こっちにもカンムリブダイ、そっちにもカンムリブダイ、
振り向けばカンムリブダイ、正面にカンムリブダイ。
もうカンムリブダイ、カンムリブダイ、カンムリブダイって、もういいってか?
ホワイトチップシャークが襲うかのように真近まで迫ってきました。
浮上後Keithとハイタッチ!
本当にビビッタ!小便ちびりそー!ヤッホ〜〜!
5日目
1本目 Drop off 透明度が昨日より悪くなっている。本日のカンムリブダイ4匹。お決まりのギンガメにナポレオン。
バディは昨日からの新しいルームメイトのSteven。
Stevenと言っても中華系の人。顔と名前のイメージが全然一致しない奴だ。(Sorry! Steven)
2本目 White Tip Avenue 名前とは裏腹に数少ねえー。
3本目 Barracuda Point 今回もバラクーダ出ずじまい。ガイドがナポレオンやホワイトチップを指さしたりしてるけど、
バラクーダが見てえなあ。
ナポレオンや亀やサメは、まあいいよ。って、まったく贅沢になって参りました。これでもかって程のムレハタタテダイ。
なんか潜り過ぎなのか、上下し過ぎなのか、頭が少し痛くてビーチを1本パスした。
睡眠不足も考えられたので、のんびりお昼寝。リゾートしてます。
4本目 West Ridge 特記することなし。沢山の種類の一杯のお魚。
5本目 Drop off ナイトダイブ。
ダイビングじゃないんだけど、今日は生まれたての亀を見ました。それはそれはカワイイです。
夜にはカメの産卵を見学しに島を1周散歩。産卵中のカメは見れなかったけど、産卵後に海へ帰っていくのを見た。
月明かりに向かって一生懸命砂浜を前進しているのを見ていると、この島の自然の豊かさを改めて感じました。
スタッフがヤシガニを捕まえてきて遊ぶ。奴のハサミは強烈でボールペンなんて簡単にへし折ってしまった。
こいつのハサミに指つっこんだら、ぶちぎれること間違いなし。危険だぁ〜!
スタッフが”ディナー、ディナー”って言ってたけど食べちゃったのかな?
6日目
1本目 Drop off 今日聞いた情報だとカンムリブダイの群れはトーチが必要かなって思う程のEarly morningじゃなきゃ駄目らしい。
3日前の朝はラッキーだったかな。今日たった4匹。
2本目 Barracuda Point いやぁ〜、バラクーダの群れを堪能。トルネードの中に入れるし、気分はまさに夢心地。
今までで一番!俺はこれが見たかったのだ!!チョ〜気持ちいい〜!
3本目 South Point ハンマーヘッドシャークがよくでるらしいが、そんな簡単には出てくれるはずがありません。
サメはサメでもホワイトチップシャークが今までで一番沢山出たね。アリゲーターフィッシュ。
4本目 Lobster Lair シパダン最終ダイブ。カメは最後の最後まで出てくれたし、
超Bigなナポレオンも目と鼻の先まで近寄れた。
2日目は7本も潜ったのに、やっぱ続きません。乱高下しすぎたのでしょう、微妙な頭痛が続きました。
ちゃんとマルチレベルダイビングを守りましょう!
このシパダンダイブセンターのスタッフはギター好きで、ダイビングの間や毎晩一緒にギターを弾いて楽しんだ。
ギターが出来るとアジアでは喜ばれるよ。
7日目
午前中はのんびりリゾート気分を満喫。昼飯を食べてから行ききた道のりを帰って行く。
8日目
あまりにも素晴らしい場所だったので半年後に訪れることになったのであった。