マレーシア

    今回はマレーシアの首都クアラルンプールからタイの首都まで陸路で旅しようってことで行ってきたよ。


1日目
もうひとつの目的はあんまり知られてない島でのんびりしようってことだった。
クアラルンプール空港から空港バスにてハンティアンドゥタバスターミナルへ向かい、
そこからタクシーにて別のバスターミナルに向かった。
俺が目指す島はペルヘンティアン島でマレー半島の東海岸側にある。
まずはバスにて州都コタバルを目指す。
夜行バスでチケットは簡単に入手できた。
アジアを旅行された方は知っていると思うが、アジアでの一番いい移動手段はバス。
安い、便数がある、速い、どこでもいける。ってとこだろうか。
長距離バスにいたっては観光バスみたいなのを使いリクライニングシート、熱帯のアジアでは有り難いエアコン、
はたまた、食事付なんてものもある。
バスを見て大体どんな旅になるか予想がつく。
バスの入線時間に停留場に行ったらちゃんとしたバスが止まってた。
よしよし。
快適な旅になりそうだ。
バスの乗客は半分くらい。定時にクアラルンプールを出発した。
マレーシアは石油産出国でガソリンが安い。
道路の整備も行き届いている。 高層ビルの立ち並ぶクアラルンプールを抜けバスは快調に飛ばした。
しばらくしてから、身体が寒くなってきた。
エアコンの効きすぎだ。
これもよくあることだが、アジアのバスはやたらエアコンが効いている。
そんなことは良く知っていたのだが、このバスは特別だった。
尋常でない寒さなのだ。
乗ったその時は外気の暑さからの涼しさで、天国じゃあ、って思ったが、
身体がガタガタ震えそうだ。
持ってきたTシャツを全て重ね着し、タオル全部を布団代わりに使用し、
カバンで冷風を妨げ、もう1本あったズボンまで重ね穿きした。
運転手にいたっては、革ジャン着込んでるやん。容易周到である。
でも、お前そんなに寒いならエアコン弱にしろよ!
うちのバスはこんなにエアコン効いてるんですよ〜ってアピールか?
寒いだけじゃ!!!
途中でバスが休憩タイムに。
外へ出た瞬間に暖かさが心地よく感じられた。
熱帯で明らかに25度はあると思うんだけど、ホットミロを注文する。
(マレーシアではミロは大流行の飲み物だよ。)
熱い飲み物が芯まで冷えた身体を温めてくれる。
他の乗客も温かい飲み物を注文していた。
バスが再び発車するので、冷蔵庫と化したバスへ乗客は乗り込むのであった。
朝の6時くらい、定刻にコタバルに到着した。
ドシャ降りでまだ真っ暗だ。
ここからペルヘンティアンへの船が出ている町の側まで、別のバスにて1時間くらい。
さらに到着したバスターミナルからタクシーにて港へ向かった。
  

続く