乗鞍2005
緑色 バスルート
赤色 登山ルート
青色 滑走ルート
三本滝 8時18分 松本電鉄バス720円
位ヶ原山荘 8時45分
大雪渓 10時00分
稜線 11時35分
山頂 12時20分
山頂 13時25分
三本滝 14時15分
昨年2度登頂した乗鞍へ今年もやってきた。
現在の積雪状況を確認するために位ヶ原山荘にTELしてみると、
今年は3月の平均気温が低かったので、例年に比べて雪が多く残っており、
ゴールデンウィークにもかかわらず
スキー場まで滑ってこれるっていうじゃない。
前日なんてワクワクして寝つきが悪かったぐらいだぜ。
今日もあつしと一緒に出発だ。
聞けばあつしも本日は長距離滑走ができるとあって興奮してなかなか眠れなかったそうな。
早朝の19号線は高速道路状態!ベースとなる乗鞍高原まで2時間40分で着いてしまった。
ちなみに長野県警は朝早くからお仕事をする働き者が多いので飛ばしすぎにはくれぐれも注意が必要だ。
乗鞍高原温泉観光センターの駐車場にはかなりの車の数。
”今年は多いなあ〜””俺たちは三本滝まで滑ってくるから、上の駐車場まで行こうぜ”
で、三本滝まで行ってみるとここも、それなりの車の数。
さらに、ドンドン上がってきやがる。結局駐車場は満車状態に。
”う〜ん、みんな山スキーかあ? こりゃバス1台じゃ絶対に乗り切らねえぞ”
結局バスは3台きました。さすがゴールデンウィーク!
さて、肝心の雪はと言うと、なんとかスキー場にこびりついて残っているかなって感じ。
でも、間違いなく滑ってこれそうだ。
こんな中をバスに乗らずに歩いて登っていく奴らが数人!
確かに全部歩いて行くと山頂に着いた時の達成感はすげえけど、疲労感もすげえはずだ。
で、俺たちは滑りがメインであって、登山がメインでもないし、
ましてや自分の身体を痛めつけて喜ぶマゾでもねえから、
バスに乗っていざ出発!
位が原山荘から見る雪は、なんか黒っぽい。春だからしょうがないか。
去年はもっと白かったのに…。
ひたすら、ただ黙々とつらい雪の中を登り続けていると、すでに中腹から滑ってくる奴が!
オメエ登るの早すぎるよ!
あっという間に滑り降りていったと思ったら、下の方で板はずして、また登り始めてきてるやん!
こいつは筋肉のかたまりか?!俺たちにはそんな体力はねえ。
大雪渓を過ぎた辺りから風がやや強くなり始め寒い。もう5月なのに。
最後の稜線へ出る辺りは更に強い風になる。
斜度もきついので滑落しないかとヒヤヒヤもの。
稜線沿いは強風じゃ!それにしても、いつきてもすごい風やね。途中無風の時は無いのかな。
なんやかんやで今回も無事頂上到着!
3000mオーバーからの景色はいつ見ても絶景!
今日の頂上は何故かここだけ無風だったんだなこれが。日がポカポカでとっても過ごし易かった。
頂上からは近くに御岳山が奇麗に見え、
山麓にあるCiao御岳スノーリゾート(スキー場)も見える。
ここで、とんでもない発言を耳にした。
”わあ、あれ富士山かなあ”
”へっ?!、何言ってるんだ、このすっとこどっこい”
こんな間近に富士山見える訳ねえだろう。
写真撮ってって頼まれたので、ついでにその女の子にあれは御岳山だって教えといた。
聞けば、バスが三本滝から位ヶ原山荘までGWから走っていること知らずに、
朝早くからずっと道を歩いてきたそうな。
ご苦労様です。
飯食った後は、いよいよお待ちかねの滑走じゃ!
今回は行きとはまるっきり違い三本滝ルートで滑り降りるわけなので、
頂上にて、周りの人にどこへ滑り込んで行くかしっかり確認した。
沢をひとつ間違えると谷へ落ち込むらしいから。
今回は雪が多いのでホント山頂直下から滑り出し!
本日のドロップイン箇所はかなりの急勾配。
このドキドキ感、たまんねえぇ〜!
他の人の滑りを見て雪質はオッケーそうだったのでGO!
”いやっほぉ〜!最高じゃぁ〜!”
滑降は気分上々。
他に滑っていった人の跡をトレースして無事三本滝方面の沢へ入り込む。
ここへ入っての途中からはあまりのダラダラ斜面にボードが止まりそうになる所も。
やっぱ春はワックスちゃんと塗らなあかんね。
やがてスキー場が見えてきた。スキー場は雪が端っこにあるだけだから、そこを選んで滑ることになる。
スキー場に入り道路が横断している所でボードを外し道路を歩いて横断してから最後のひと滑りで三本滝に無事到着。
上はかなり寒かったのに(無風だった山頂除く)下までくると暑い暑い。
そりゃ標高差1200mあるから当たり前か。山ボード堪能ぅ〜!!!
p.s 三本滝のレストハウスに熊出没危険!なんて貼ってありました。
遭ってみたかったような、でも、遭えばメチャ恐ろしきかな。