乗鞍2004
  
Route mapだよ〜ん!地図
      赤色 登山ルート     青色 滑走ルート
Time tableだよ〜ん! 乗鞍高原観光センター 8時00分
位ヶ原山荘      8時45分
大雪渓       10時30分
稜線        11時35分
山頂        12時30分

山頂        13時00分
位ヶ原山荘     14時10分
位ヶ原山荘から乗鞍方面を見る 初めての山ボードがここ乗鞍岳だった。
ここには、夏にも雪が残りスキーヤーが滑りにくる大雪渓(リフトなんて無し!)があるので、
スキー場が閉まった後に滑りてえなあと思い立った場所であった。
おまけに乗鞍高原スキー場からバスが標高2300mの位ヶ原山荘まで運んでくれて、
山頂までの標高差は700mとなり、
3000mオーバーのピークに立つことができるという
初心者山ボーダー(くれぐれも初心者ボーダーじゃねえよ。山が付くから、が。) にはとってもお手軽コース。
乗鞍高原観光センターを8時のバスに乗り込み。
曲がりくねった道を一路位ヶ原山荘まで目指す。
バスはワンマンではなく車掌らしき人が乗っていて、山での注意事項や帰りのバスの乗車客の確認をしていた。
どうやら、数名は雪がなくなる位ヶ原のちょこっと下から、山を歩いて下山していくみたい。
体力有り余ってるなあ。
スキー場以外で初めて見る雪山に感動。
位ヶ原より大雪渓の間 一面真っ白な中を突き進んでいく。
今回初めてだったもので特別な道具なんてものは持ってきてない。
前に歩いていった人が作った足跡に合わせて階段みたいに雪山を登って行く。
1時間強で大雪渓入り口に到着。
で、でかい!
帰りはこんなおいしい斜面を滑ってくるなんて。
ここにスキー場が無いのが摩訶不思議?(?_?)
乗鞍岳 登ってやろうじゃねえのって気力が沸いてくる。
コロナ観測所が見える辺りから、景色はかなり広がり、絶景、絶景
ただ風がドンドン強く吹いてきて、かなり怖い。
何故って、俺たちボードを身体に対して横向きに背負っていたから、
風を受けたらボードが飛行機の羽みたいな役目をはたして飛ばされそう。
おまけにそこの斜面はアイゼンも付けてない俺たちにはかなりの急斜面で、
はっきり言って後方を見るのがビビるくらいの場所なんだな。
1歩間違えりゃ100mは滑り落ちてくやろうね。(+_+)
この時初めて滑落して怪我する人いる訳だって思った。
稜線に無事着いた時は”ふぅ〜、助かったぁ”って感じだった。
目指す頂上がすぐ先という所で変な声が聞こえてきた。
国の天然記念物 雷鳥”ゲロ、ゲ〜ロ”
”へっ? カエル? んな訳ないよな?”
で、近くの人を見たら何か一点を見てる。
”何、何?”
”鳥? あっ! 雷鳥じゃん!”

写真で見たことがあったが本物に出会えるなんてチョ〜ラッキー!(^O^)
だって国の特別天然記念物やよ。後で調べて分かったことだけど、日本全国でたったの3000羽しかいないって。
この広い国土で3000羽の中の2羽を見るなんて貴重やら。
にしても、誰が日本全国に雷鳥3000羽って調べたんやろ?ほんまか?
それにしても、あの鳴き声には驚きです。
頂上付近からコロナ観測所方面を望む
とっても珍しいのに出迎えられて無事剣が峰到着!
もしヘリコプターで同じ場所にきても、見える景色は同じだけど、 苦労して登ってきた後の頂上からの景色はとっても素晴らしい。
まあ、滑りたいから山へ来てるので、出来ればヘリで頂上来たいけど、
俺、社長じゃねえからヘリ持ってねえし、歩くしか已む無し。
頂上はやたら寒いので、さっさと飯食って滑走じゃ。
この為に苦労して登ってきたんだから。
今年は雪が少ないのか頂上直下には雪が無く稜線の蚕玉岳からの滑走開始。
乗鞍岳頂上 肩の小屋回りで大雪渓に滑り込んで行く。
スキー場には無いあまりの広大な雪景色の中の開放感あふれる滑走で、
アドレナリンがフツフツと出てくるのが分かる。 あまりの興奮に”きゃっほー!!!最高〜!!!!最高〜!!!!”って叫びまくってしまう自分が止められない。
あっという間に大雪渓を滑り降りてしまった。もっと味わえば良かったって若干後悔。
で、大雪渓から位ヶ原山荘まではゆっくり堪能して滑り降りてきた。
ただ、ゆっくり滑り降りるときに”かっ飛ばしてえ”という気持ちを抑えるのに必死。
位ヶ原山荘に到着後バスをしばらく待つ。
初めて登る俺たちはどれだけかかって頂上に着くのか分かんなかったし、
下りがどれだけかかるのかも分かんなくて帰りのバスに間に合うかどうか不安だったけど、
実際の滑走時間は10分無いやろうね。
余裕で帰りのバスに乗れた。バスで下まできたら頂上であった人達に合う。
彼らは、帰りはバスに乗らずに雪が切れた地点から山を歩いてきたって。
おめでとうございます。