白山2005
  Route mapだよ〜ん!地図
     赤色 登山ルート     青色 滑走ルート
Time tableだよ〜ん!別当出合の架け橋 別当出合        5時30分
中飯場         6時05分
甚の助小屋       7時10分
黒ボコ岩        8時25分
室堂          8時55分
御前峰(頂上)    10時00分

滑走開始       11時00分
甚の助小屋滑走終了  11時55分
中飯場        12時40分
別当出合       13時20分

6月の頭に滑れる場所はかなり限られてくる。
2週間程前に名古屋の方から見える白山は名前の通り白かった。
御岳も見えるがほとんど雪なんてなさそうだ。白山すげえなあ。
今年最後は白山で締めようかということで早速情報集め。
甚の助小屋 室堂と白山市の観光センターに道のりや雪の量を聞くことに。
”もしもし?”
”一応、甚の助小屋まではすべってこれるんじゃないですかあ?”
”行って見ないとわかんないっすかねえ。”
”まっ、そーゆうことっすわ。”って結構さっぱりした対応だった。
こちらを12時に出発。本日は156号線を高速がわりに北上だ。
白鳥、勝山を経由して大野市へ到着。
コンビニにて朝飯と昼飯を購入する。
これから先にはコンビニなんて絶対無いような場所だから、絶対ここまでで飯を購入しましょう。
ここで突然の雨。(+_+)”ここまで来て、ただのドライブはヤダ!”
朝には晴れることを祈って車を走らせる。 157号線を金沢方面に向かっていると白山登山口の看板が出ているからそこで右折。
白峰温泉街だ。ここにはスキー場があるくらいだから真冬には相当雪が降るんでしょうね。
もちろん6月にはないけど。こんな標高の低い所にスキー場があるんだから、
上はかなりの積雪になることは容易に想像できる。
ここから30分も走らない内にベースとなる別当出合に到着。
黒ボコ岩 休憩含めて約4時間のドライブでした。
車が数10台止まっている。
”よかった。俺達だけじゃねえ。”
初めての白山だから確認を周りの人に聞きたかったからね。
ちょっと仮眠をして5時30分、別当出合を出発ぅ〜!
揺れる吊り橋を渡り、砂防新道経由で甚の助小屋を目指す。
別当出合付近には雪は全くない。ここから見える山にも雪があんまり付いてない。
一緒に登るごっつあんが”ホントに雪あるのぉ〜?”って聞いてくる。
俺だって雪の無い山なんて登る気サラサラねえ。
”中飯場ってとこまで行けば雪あるらしいよ”
って電話で聞いたことを伝える俺もこの景色には疑心暗鬼。(−.−;)
で、中飯場到着も雪を見ず。
おいおい、大丈夫かよ?
しかしながら、中飯場をすぎてしばらくすると待望の雪が!
所々なので帰りはまだ滑ってこれそうもないが、ようやくの雪に登る足にも力が入るときたもんだ。
黒ボコ岩上の一面の銀世界。奥に白山頂上の御前峰
甚の助小屋へ到着する前からは、雪も順調に増え始め滑れるような状態に近づいてきた。
ただ、この時期の雪だから、ボコボコは致し方が無い。
そして、甚の助小屋到着。ロンT1枚なのに暑すぎる!
すでに背中は汗でビッショリ!
ここまではいかにも登山道っぽい所通ってきたから問題なかったけど、
室堂 ここからは標識が出てないんだな。おまけにまだ白山頂上は見えやしねえ。
”雪の中の足跡をたどるしかねえか。”
やがて、遠くにピンク色の目印が。
”よしよし、こっちであってるな。”
やがて足跡が横方向と上方向の2方向に分かれていた。
ピンクの目印は上方向へ続いてるので、こっち行くぜ。
坂はドンドン急になり登りきった所が黒ボコ岩という砂防新道観光新道の分岐点だった。
ここまでくるとようやく白山の頂上を拝むことが出来る。
”それにしても、このだだ広い雪面はなんなんだあ!!!”
そう、この黒ボコ岩から景色は一変するのだ。乗鞍大雪渓を上回るような雪面。
ホントヨダレたれます。
疲れはぶっ飛び、前進する歩調が速くなる。
白山頂上!!! やがて室堂へ。ここはすでにオープンしている。(何にも売ってないけどね。)
昨晩はここに50人程泊まったんだって。
中に無料休憩所があるから風除けに休むことにする。
腹減ったし、パン食って、ジュース飲んでると、
他の登山客にコーヒーをご馳走してもらう。ついでに情報も教えてもらう。
ケータイ見ると、天気予報で山は午後から天気急変。落雷の恐れ有り。だって。
”おいおい、冗談やめてくれ”
よし、山頂目指すか。
山頂までは30分かからない。そして白山頂上 御前峰2702m登頂成功!\(^O^)/
風が強い。雲が目の前をかすめて行く。
室堂方面へ快適な斜面を滑り降りる俺 これはこれですごいんだけど、やっぱ景色を堪能したい。
今回も行きと帰りのルートが違うので周りの人に雲の切れ間の晴れた時に滑走ルートを聞いておいた。
ホント助かります。
さて、滑走ですが御前峰から少し歩いて降りた所からスタートです。
この広々とした斜面を自分の足で登ってきた極少数の人しか滑れないという優越感に浸りながら滑り降りていく。
室堂下の弥陀が原と呼ばれる広大な場所は斜面が弱すぎてこの季節の雪質にはワックスは必要不可欠。
そんな場所があるなんて知らねえ俺たちは途中歩く羽目に。下りなのにトホホ........。
エコーライン尾根。左が万才谷で奥に南龍山荘が見える弥陀が原を少し歩いて、またボードを付けて滑走。
エコーラインと呼ばれる登山道がある尾根沿いに滑り降りていく。
途中で南龍山荘甚の助小屋を結ぶ登山道へ出たら
ボードを外し甚の助小屋方面へトラバース。
この南龍山荘〜甚の助小屋ルートへ入らずに下へ降りて行くと登り返しがあるので気をつけなくてはいけない。
たまたま、このルートを甚の助小屋から南龍山荘へ向かう人達にこの斜面で出会うことが出来たので、
貴重な情報を得て無事甚の助方面へ出れたが、
もしこの人達がいなかったら途方にくれる所だった。(上のマップ参照してね)
そして、分岐点に到着して甚の助小屋が下の方に見えてきたので最後の滑りをしていった。
ボードではもう滑れる場所ではない。ボードを外して歩きの滑りだ。
南龍山荘〜甚の助小屋ルートから甚の助小屋方面を見る これが結構楽なのね。
やがて雪もなくなり、普通の山道に。
雨もパラツキだした。
御前峰はもう見えないが多分厚い雲の中でしょう。
といいながら、下まできたら晴れやがるの。くぅ〜。
まっ、最後の滑りにしては上出来でしょ。
GWにはかなりの雪が残っているらしいから、又、来年来よっと。