白馬2004
赤色 登山ルート
青色 滑走ルート
6時00分 猿倉
7時00分 白馬尻
10時00分 ねぶか平
13時10分 村営頂上宿舎
14時10分 稜線ドロップイン
15時10分 白馬尻
16時00分 猿倉
3大雪渓って言われる所があるらしいんだけど、
その内のひとつが、ここ白馬大雪渓。
6月も中旬を過ぎても、ここなら雪あるでしょってことで向かってみました。
大雪渓へは猿倉がベースになり車はここまで。
さすがにこの辺りには雪が全く見当たらず、”おいおい、大丈夫か?”って感じ。
今日はかなりの距離を歩きそうになるので、朝の6時に行動開始じゃ。
のどかな山道をとぼとぼ歩いて1時間程。
白馬大雪渓の始まり、白馬尻に到着した。
”おぉっ〜!さすが3大雪渓の一つ。雪多くあるじゃん。”
でも、雪汚ねえなあ。ここからは、ひたすら、雪の上を歩いて行く事になる。
雪の上と言っても有名な場所だから、足跡で階段みたいなのが出来上がってしまっているので、
非常に歩きやすい。大雪渓のど真ん中には下から、上まで赤い線でマーキングがしてあるから、
ガスってきても迷う心配は皆無。っていうかこんな沢で迷う奴いるのか?(?_?)
後、途中まではこのラインの左には行かないようにってことらしい。
何故かって、左の山から落石がよくあるから、このラインにいれば落石に巻き込まれることはないらしい。
確かに登ってる途中に突然
”ガアッ〜、ゴロゴロゴロ”って音が響き渡り山の崩落を見ることが出来る。
でもラインの右にも石(っていうか岩だよな、ありゃ)が沢山あるじゃない。
ってことはこのライン上にいても気をつけてないと危ないってことやね。
今日は素晴らしい快晴。いつも寒い寒いって言ってるけど、今日は暑い。(^O^)=3
Tシャツでオッケー。
あつしは膝の調子が悪いらしく、大雪渓の上端、ねぶか平でリタイアするって。
昼寝してるからってことで、ここから上へは単独になってしまった。
しばらく行くと夏道が確保されていた。
村営頂上宿舎に到着すると、白馬岳ピークはもうすぐそこ。
でもそこには、雪ないから帰りは滑ってこれないし、あつしに約束した時間に戻れなくなる。
稜線から雪が大雪渓につながっているので、稜線へ出ることに。
ここいらの景色はお見事。いろんな景色を見てきたけど、ずばぬけてるね。\(^O^)/
さて、いよいよドロップイン。
で、突然の急角度のガリガリバーン!
”ぎぇ〜〜!!、止まら〜ん!!”
”わっ、わっ、わっ。助けてぇ〜〜!!”
ガガガガッー、ガンッ!
全くボードのエッジが利くこともなく制御不能の滑落状態で、岩にぶつかった。
距離が短かかったのと、ボードから落ちていったので、無傷で済んだ。
でも、ボードの裏面ボロボロ(涙)(+_+)
角度50度!あったんちゃうんかって感じで、
この滑落(?)は俺の人生の恐怖体験3位以内に入賞は間違いないのだった。
そこから下はまだ滑れるような状態だったので滑り降りていくが、
かなりのハードバーン。やっとの思いであつしのもとに到着。
”おっ、どうやった?最高やったかあ?”
”死ぬ思いだったぞ!!”
ここいらからは斜面が緩くなるので滑りやすいようにみえるが、
今度は表層が問題だった。
冬が終わり気温の上昇と共に度重なる雨で表面が
スプーンカットと言われるボコボコの状態になっているんだ。
おまけに山の崩落によって転がってきている石ころが多数。
滑りにくいことこのうえなかった。
さらに疲れきった身体で白馬尻から猿倉まで歩いて帰らなきゃ行かん。
今回の白馬は惨敗!!!!